2013年まとめ

2010年はルーファス・ウェインライトの年、2011年はサウスパークの年、2012年はつり球とPortal2の年、2013年はパシフィック・リムの年でした。個人的なのめり込みジャンルの話(今適当に調べた)。今年は4月~は自分としては珍しく国産ドラマ「あまちゃん」「みんなエスパーだよ!」「まほろ」などを見ており、デイリー&ウィークリーな番組消化と、スターチャンネルを期間限定で試聴してたり。まあタラタラと映画も見てたんですが、パシフィック・リムで、ちょっとだけ薄まっていた洋画洋ドラ方面への熱が完全に引き戻された感がありましたね…なので年後半はあまりアニメ見てない…。海外ドラマはパシリムが引き金になって、長年ちらちら横目で見ていたドクター・フー魔界にとうとう足を踏み出しました。トーチウッドからだけど。おりしもDW50周年の年であり、長らく氷河期であった日本におけるDW試聴環境も、ようやく雪解けが…?といういい感じの状況ですし、来年も継続して見ていきたいです。途中でひかりTV→huluに鞍替えすることになるので、そうしたらhuluで他に配信中の海外ドラマなんかも…というのが来年の密かな野望。ああ時間が足りねえ!

 

そんな2013年、全話みたアニメ

(2012→)新世界より

(2012→)イクシオン サーガ DT

直球表題 ロボットアニメ

マイリトルポニー ~トモダチは魔法~(→2014)

ダンボール戦機WARS

獣旋バトル モンスーノ

はたらく魔王さま!

銀河機攻隊 マジェスティックプリンス

波打際のむろみさん

宇宙戦艦ヤマト2199

翠星のガルガンティア

革命機ヴァルヴレイヴ

Free!

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生

有頂天家族

ガッチャマン クラウズ

ガールズ&パンツァー

メガネブ!

ファイ・ブレイン(→2014)

キルラキル(→2014)

 

上に挙げたアニメ全部(程度の差はあるけど)個人的に面白かったものですが(そうでなければ全話見ないよ)特に楽しめたのはニコニコの一挙放送でハマった「モンスーノ」(久々にカブトボーグのあの感覚を味わった&鈴木千尋さんに惚れる)。小学生向け?ながらもシリアスなSF設定&キャラ可愛い&ロボ戦闘シーンよくできてた「ダンウォ」。「マジェプリ」もロボがかっこよかったのと、好みが分かれてたけど独特のキャラデザや漫才のテンポが好きでした。特撮出身のお二人の演技もすごくよかった。シリーズ全体で出来がよかったのは「有頂天」かなぁ。BD1巻1話しか収録してないってのとかはふざけんなと思ったけど。こういう作品こそコンパクトにボックスで出すべきなんじゃ?誰が見ても一定の高評価が得られそうな安定枠「ガルガン」「ヤマト」「free!」「キルラキル」は置いておいて、上手く表現する言葉は見つからないが好きなのは「むろみさん」。こんな感じで…。結局延々後を引くほどガツンとハマったものはなかったかも。円盤購入に至る、というのが一つの指標ですが、なかったので。マジェプリがそこに行く一歩手前だったかも、引っ越しやらで色々忙しかったこともあり踏み切らなかった感じ。マジェプリは本編とても面白かったけどプロモーションやら色々でザンネンを地で行っている印象がありましたね…ハハハ…。海外ドラマや映画を見ることにリソースを割こうとすると、どうしても週一でアニメを見るのが大変で。HDD容量的な意味でもね。ということで、年末で最終回を迎えた作品がある分、新たに試聴リストに加えてもいいかなぁ、と思っているのは「ガンビル」くらいか。ガンダムは∀しか知らないんですけどね!

2013年12月に見たもの

△恋のロンドン協奏曲

ラマになった王様

○プロメテウス

マイティ・ソー

アイアン・スカイ

ダーク・シャドウ

○ペネロピ

エイリアン2

ロック・オブ・エイジズ

ドラえもんのび太とひみつ道具博物館

○映画と恋とウディ・アレン

○ノッキンオン・ヘブンズドア

○バベル

○ロミオ+ジュリエット

○エイリアン3

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン

シザーハンズ

アーサー・クリスマスの大冒険

(○パンズラビリンス)

レ・ミゼラブル

(○ライフ・オブ・パイ)

△SOMEWHERE

△推理作家ポー最期の5日間

ドラゴンタトゥーの女

(◎シュガー・ラッシュ

ゼロ・グラビティ

△ジャックはしゃべれま1000

(編集予定)

2013年10月に見たもの

○ツリー・オブ・ライフ

○遠距離恋愛 彼女の決断

アニー・ホール

△モンスター・ホテル

○ピザボーイ

スパイダーマン

スパイダーマン2

○WIN WIN

△ジャックとジル

△MW

◎サンシャイン2057

(◎トレインスポッティング

スパイダーマン3

○black and white

◎21ジャンプストリート

○バッドエデュケーション

◎ダークナイト・ライジング

プレミアム・ラッシュ

(○スタートレック

2013年9月に見たもの

パイレーツ・オブ・カリビアン

○キャビン

◎パラノーマン

○ウェイストランド

○ビトレイヤー

○ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬

○処刑人

○Three and Out

○処刑人Ⅱ

フライトナイト恐怖の夜

2013年8月に見たもの

○戦火の馬

パシフィック・リム

パシフィック・リム

○テッド

○世界に一つのプレイブック

●劇場版スタードライバー輝きのタクト

○パンズ・ラビリンス

パシフィック・リム

タイタンの戦い

トーチウッド感想まとめ(その6)シーズン2ラスト

#210 From Out of the Rain 夜の旅人

サーカス団の話。うーん、7話8話のオーエンの死と復活エピソードがめちゃくちゃ面白くて感情移入もガンガンにして見ていた反動か、この回と次の回はあんまりノレなかったんですよねぇ。申し訳ないけど、あの異様なまでの8話9話の盛り上がりは、ここで失速してしまった気がする。のであんまり感想が出てきませんな。まあイアントがわりと活躍していたのかな。あの古い映画館、イングロリアスバスターズを思い出した。

#211 Adrift 消えた少年

失踪事件と次元の裂け目の話。グウェンの事が好きだった警官時代の同僚くんが出てくる。というか、ほぼグウェンが主役で他メンバーがあんまり出ない。同僚くんに、お前冷たくなったよな、というような事を言われて、そうかも!と思ったグウェンがまた良心を暴走させた結果のバッドエンドで、まあ後味悪い話です。ジャックはまだ全てを仲間にさらけ出したわけではないのだよ、という最終回へ向けての警告でもあった気がする。シリーズ1初期のノリに近いかも。何かとってつけたようにジャック/イアントのいちゃえろラブシーンがあるのも、あまりに暗いのでお詫びと言ってはなんですが餌置いときますね、みたいな処置に見えて苦笑い。いや、いいですけどもね、オフィスえっちもかくれんぼも。ところでカーディフとブリストルって海を挟んで向かい合ってるんですねー。行ってみたいのう。

#212 Fragments 序章

さて、シーズン2のラスト2話は続き物。この回は、何者かの爆弾によって、グウェン以外のメンバーが爆発に巻き込まれ、生き埋めになって走馬灯をみる、という話。グウェンだけは、トーチウッド加入経緯のエピソードがs1e1なので、他の人を、という事ですね。それはいいんだが、グウェンだけ助かる理由が旦那といちゃついて寝過ごしたからっていう脚本何とかならなかったのだろうかwまたグウェンバッシングの種になるぞ。走馬灯、ジャック。どういう経緯かはよくわからないけれど、ヴィクトリア朝時代のトーチウッドに拉致?されて拷問される。SMサービスっすかwここからジャックのトーチウッドのエージェントとしての日々が始まる訳か。目的はドクターに再会すること。心底ドクター好きなんだな。占い少女は、復活グローブの場所を教えてくれた子と同一人物?この子も何者なんだ。時代が下ってミレニアムのトーチウッド。ここではメンバー全員をリーダーが射殺。当のリーダーも自殺して組織はジャック以外全滅。何だかスージーみたいな狂い方しちゃってるね。ジャックはこのリーダーにも手を出してたような気がする…。トシちゃん過去編。オフィスで普通に働いている、といってもこのオフィス防衛関係なんだよね。今よりも更に地味だ…。お母さんを人質にとられて、スパイ活動してたのですなぁ。この辺ちょっと裏切りのサーカスを思い出したよ。結局それが見つかってUNITに監禁。UNITって何なんだろう、ドクター・フーを見ればわかるのか。このUNITが何故かアパチャーサイエンスっぽくて勝手に興奮!トシちゃんチェル似合う!絶望に沈むトシちゃんの前にジャックが表れて救いの手を差し伸べる。なるほど。これは忠犬となるなぁ。イアント過去編。こちらはイアントの方から押しかけていたわけですね。しつこく何度も、お茶くみでもなんでもします、と言って。なるほど…なるほどねぇ。これを踏まえてリサの回をもう一度見たい気がします。翼竜を一緒に捕まえてゴロゴロキャッキャ♡少女漫画かよ!!この翼竜こそがリサにとどめを刺したと気づくと本当に意地が悪い脚本。オーエン過去編。スーツ!七三!あぁ、こっちの方がよく見るバーン・ゴーマンのイメージだな、というか4年前の方が老けてるように見える。つくづく年齢不詳。でもスーツ姿だと更に細っっいなーと思いましたよ。ここからジャック/オーエンの美味しいシーンの連続…。この真面目な医者が何がどうなってあの色情狂オーエンになったかと想像するとやっぱり本が薄くなりますな!薄すぎて向こうが透けて見えそうだよ!一通りの走馬灯が終わってメンバー救出。一人も死んでないのが大ラッキーですよね…。爆弾を仕掛けたのは、お前かっ!ジョン!!というところで最終回へ。

#213 Exit Wounds 終局

しっちゃかめっちゃかの最終回。カーディフの街が大混乱に陥り、あちらこちらで混乱が。シーズン1のラストが、巨大怪獣襲来!みたいな非現実的な災害だったのに対して、今回は次元の裂け目とエイリアンが関係しているとはいえ、同時多発テロみたいな感じ。あれは9.11を連想させているんではないの…。で、混乱の種が色んな所で発生するので、メンバーが別れて行動しなければならないというのが大変。リースも非力ながら頑張ってました。キャプテン・ジョン・ハートが真正ヤンデレテンプレみたいな事を言っててニヤニヤ。この人も本当にジャック大好きなんだなぁ。で、真の黒幕はジャックの弟のグレイだと。伏線s2e1から貼られてましたものね。このグレイの病み設定に関してはあんまり共感ができないのだが(ジャックと別れた後の悲惨な過去も口頭で語られるだけだし…)俳優が超美麗で、なるほどジャックの弟ね!こりゃ美人だありがたや!という謎の説得力あるのがよい。Lachlan Nieboerという人。ジャックは大分昔に連行されて弟の手で生き埋め、他メンバーはそれぞれが街を守るために行動。原発のメルトダウンとか一番ヤバいですね。実際にブリストル海峡には原発があったようだ。ここにきてオーエンのウィーヴィルの王という設定が活かされ、一人でメルトダウンを止めに行くことに。もう悪い予感しかしません。ハブで指示を送るトシちゃんと、原発内部でのオーエン。この辺から一発撮りだったんでしょうかね…。とにかくこの二人が悲壮です。トシちゃんに、あいらぶゆー言うのか、とうとう言うのか!?と見せかけて「感謝するよ」のミスターツンことオーエン先生。に対して「そのためにいるんだもの」なミス献身のトシちゃんとか!!閉じ込められたオーエンが、一度死んで復活しても、自殺すらしようとしても、やっぱり死ぬのは嫌だ!と叫ぶところとか、本当にこれが人間というものだ、という感じで痛ましかった。私の心が痛いから、やめて、というトシちゃんも…。これは泣きますよ、つら過ぎる…。オーエンの最期は、はっきりと映像では描写されませんでしたね。てっきりばらばらになったりそりゃもうショッキングなものを見せつけられると思っていたんだけど。でもこれはもう空気的に復活…しないよね。トシちゃんの方はジャックやグウェンに見守られながら穏やかに死んでいったけど…。遺言のビデオメッセージを残していくのも彼女らしいですね。オーエンには聞いてもらえなかったけれど、そのアイラブユーは伝わっていたはずです。「お役に立てたかしら?」トシちゃん大好きだ!はっきり言って、このオーエンとトシちゃんのくだりが壮絶すぎて、ジャックがずっと死体安置所で寝てたのとか、そのあたりのタイムトラベルネタが全然頭に入ってきませんでしたよ。でもよく考えるとかなり込み入った時間SFですよね。またハルヒっぽいなとは思った。最後までむせ返るように濃かったなぁ…。オーエンとトシちゃんが殉職したのは悲しいけれど、フィクションのキャラクターとして、これ以上ないほどの素晴らしい散り際だったように思えます。オーエン・トシ神社を建てよう…。

 

面白かったです。これ以上ないほどにクセのある味わいですが、ハマるとちょっと抜け出せない中毒性がありますね。同時にシッピング理性のタガが外れます…。スラッシュとは何なのか…。合言葉は「BBC頭おかしい!」だね!未見時はぼんやりと「腐諸氏受けする海外ドラマ筆頭」のようなイメージがあったトーチウッドですが、これは…何か…そういう問題でもない!!キャプテン・ジャック・ハークネスのオムニセクシュアルでチートキャラという他に類をみない性質の主人公を家長とした、疑似家族ものだったのではないかと思いました。そしてこのチート系好色主人公といえばもう、神話の世界だろうと。神話だから疑似家族でも近親相姦バリバリなんですねー!トーチウッドメンバーは、全員ジャックによって救われる必要があった、言わば捨て犬なのに対し、グウェンはジャックの救いを必要としていない。だからこそのイレギュラーであり、もう一人の主人公でもあったのかな。そして、救いがいらない人間であるグウェンこそ、人外ジャックだけでは補えない部分で仲間を救う事ができたキャラクターだったのではないか、とちらっと思いました。実際には何の役にも立たなかったわけですけども!そこがまた残酷だなーと。いや、グウェン、嫌いじゃないですよ。好き。あと、どんなに色んな人がジャックに思いを寄せても、結局ジャックはドクターを崇拝しているわけで…。このへんも、トーチウッドとドクター・フーそのもののメタ的な関係性につながっているように思えてとても面白かったです。こうして私はフー沼へもズブズブと足を取られていくんだね。最後に、ドクター・オーエン・ハーパーというキャラクターと、バーン・ゴーマン、本当に素晴らしかった。こんなにキャラとして深く掘り下げられるとは思っていなかったし、演技の幅もすごく広く、様々な表情がみられました。シーズン1、2通しても、オーエンの死と復活というエピソードが一番興奮したし、心を打たれましたよ。やはりここにバンゴー城本丸がありましたね。私はもっと早く、ゴーマンを知った時点で見ておけばよかった、と後悔しているくらいですので、バーン・ゴーマンに興味を持った方には確実におすすめドラマです。(パシリムもちょっと違って見えてくるかも)(というような事を散々ネタバレ垂れ流した挙句に書いても未見の方が読んでいるのか?という話だけど。)では、シーズン1も貼ったので最後はBlooperを貼って、和んでおしまいにします。皆かわいいよ!


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