読書メーター2010年1月分

1月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1662ページ

人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫)人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫)
今回結構軽い。箸休めみたいな感じだった。具体的に言っちゃうと野暮だけど台詞やらなにやらが多くて文章密度低い、ラノベ!って感じ。それでもすごい面白いのがロミオクオリティ。以前より、衰退はアニメ・漫画などのメディアミックスよりも、ゲームのほうが相性いいんでは?と思っていたので、ゲーム話はよかったです。私は衰退のゲームブック・TRPG・ボドゲなどがすごくやりたいのですがどうでしょう。いっそ次回作はゲームブックで!妖精さんパワーで、友人Yの好きなめくるめく少年愛の世界ってのも見てみたいけど。助手さんピンチだな..
読了日:01月26日 著者:田中 ロミオ
ティンカー (ハヤカワ文庫SF)ティンカー (ハヤカワ文庫SF)
SFだと思って読んだらエロゲ(女性向け、乙女ゲーの方)だったでござる!!攻略対象は5人。様々なタイプを取り揃えております。主人公は(元)処女ですが、男を拳で殴ったりバールで殴ったりします。えっと...アメリカの少女はこういう娘に共感しちゃうんでしょうか。いろんな意味で面白く読めたけど、ウェンスペンサーの中では、フェミ臭が鼻について好みではない。。やっぱ彼女はかわゆい男の子を書かせてナンボだと思ってしまった。SF的な設定は正直よくわからんかった
読了日:01月24日 著者:ウェン スペンサー
ヘドロ宇宙モデル (講談社BOX)ヘドロ宇宙モデル (講談社BOX)
エレGYではジスカルド、spicaでは水井(ミズイ=イズミ)なので、イズミを連想させる清水がメンヘラちゃんなのはなーんか不思議(と思ってたら泉和良出てきたけど!)。描写の一つ一つはきれいだなと思うけど、物語としては冗長というかもどかしいというか。シナリオとかプロット書いた方が向いてるんじゃないの?と思ってしまった。もし映画だったらいい映画になるかもしれない。次また小説書くならもっとぶっ飛んだものが見たいです。
読了日:01月14日 著者:泉 和良
天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4)天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4)
とても読みやすかった。めまぐるしく過ぎていく時間に、読者が巻き込まれて行く感じ。訳文の力もある気がする。最後のマサイ族、エムバッシとか、ミシンのエピソードのあたりは物語の一風変わったスパイスになってるんだけど、私はこれがとても好き。特に前者は、すごくヴォネガットっぽいと思った。しかし、読んでいる間は主人公の年齢を忘れさせるが、改めてものすごいパワフルで熱い壮年だよな。
読了日:01月07日 著者:フレドリック・ブラウン

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