Rufus Wainwright来日コンサートの主観的な感想とかそのに、アンビリーバボー名古屋。

東京公演の余韻をほわほわと残したまま、新幹線で名古屋へ。車中でLuluの歌詞を確認。あのCDのブックレット(筆跡はルーファスの彼氏のヨーン様)は読もうとすると気が狂うので自作のプリントで。んでまたもや泣く。
ライブで聴いているときは歌詞の意味に全くかまってられないんだけど(英語力もないし)歌詞を見ながらルーファスの歌思い出してるとまた違った感情の波が。特にいいなーと思ったのはTrue Loveなんですがどうですか。なんかフーリッシュラブイマジナリーラブから紆余曲折あってTrue Loveの境地に至る感じ。石の心は、どこにもいかない、という歌詞がしみじみといいです。そういえば私は輸入盤を買ってしまったので対訳歌詞を読んでいないのでした。うーん、読みたいかも。

東京もいいお天気だったのですが、名古屋、快晴。というか暑い。個人的に名古屋に来たのは初めてです。知らない日本。
クアトロはパルコの8階に入ってるんだけど、開場前についったー見てたらエスカレーターにおねえっぽい声の人がいると思って見たらルーファスだったとかタワレコでCDみてたとかいう楽し羨ましい目撃情報がwww楽屋にいてください。(と思ったけどなんかあそこの楽屋ひどく狭いらしいねw)入場待ち列からやっぱりお客さん少なめ?オーノーなんて勿体無い!中入ってみてもテーブル設置してあったくらいなので、やはりぎゅうぎゅうではなかったみたい。でもそのおかげか最前列に近いど真ん中という鼻血の出るようなとこで見ることができました。とーにかく、近い、狭い!本当に、ものすごい至近距離にいるよ!どひょー!カーネギーホールをいっぱいにしちゃう地球の至宝が!こんな小さなステージで歌ってくれちゃってホントにいいの?という。…興奮が伝わりましたでしょうか。
最初に来日のお知らせがあったときの話。UDOのページでは、東京大阪公演のところにのみ「第一部拍手歓声禁止」の注意があったので、あ、ひょっとして名古屋は別のプログラムなのかな、もしかしてギターとかも弾いちゃったりして?それは見たい!とワクワクしてたのですが、後にクアトロのページに例の注意点が掲載されているのがわかり、ああやっぱりそんなことないんじゃないかー、と多少がっかりしたのです。
ところが、いざ蓋を開けてみると、というか、開演の10分前くらいかな?になってスタッフのお兄さんが言うことにゃ「ルーファス本人の意向により、拍手、歓声オッケーです」。私の周りのお客さんたち「えーっ!」って声上げて笑っちゃってたよ。明らかにほとんどの人が喜んでたと思うけどw確かに、この会場で東京と同じことやるのは無理があるかもなあ。第一、映像も演出の一部です。の映像映写できないし。
そんなサプライズに胸を踊らせてるとルーファス登場。うわああああはは、私服だよこの人!少し前まで死神ドレスを思い浮かべてたのにこのギャップはw黒のロングTシャツ(昨日のとは違ってシンプルな感じ)は裾にボーダーのレイヤーがみえてる。濃いグレー?のカジュアルなパンツ。お馴染みのまきまきは、オレンジとエメラルドグリーンの有機的な模様がはいったやつ。靴もステージ用という感じじゃなくて普通にはいてそうな革靴?まあ何を着てても可愛いですよっ。そんないでたちで弾きはじめたのは元気よくBeauty Mark!通常の二部構成では第二部の最初に必ずやってる曲をいきなりです。こりゃどうなってしまうんだ!予習が役に立たない!嬉しすぎるサプライズ。
ということで名古屋、二部構成ではなく、休憩なしのごちゃまぜ(曲目は基本的に一緒)弾き語りライブでした!今日も喉の調子はノリノリ絶好調。というかむしろ昨日よりよくなってる?すごくリラックスしたムードでのびのびと歌ってる感じでした。この狭い中だったんで、一曲くらいPAはずしたアカペラで歌ってほしいと思ってしまったくらい。
おしゃべりは最初から最後まで飛ばしてたなー。東京ではいい子MCだったのがウソのよう、と言ったら言い過ぎかもしれないけどwのっけから宝塚(タッカラヅーカ!なかなか覚えられなくて客席に教えてもらってた)行きたい、って言い出したり、(いつものように)下ネタ自重してなかったり(ジェフ・バックリィとは一晩だけ会ったんだよ。セックスはしてないんだけどねっ残念なことに)。
シェイクスピアのSonnet 20の紹介で、この曲は美しい、女性のように美しい男の子の歌。日本はきれいな男の子がいっぱいだよね!シェイクスピアがここにきたら絶対嬉しかったと思うよ!あ、女性もきれいだよもちろん(ほんまもんのリップ・サービスをみたぜ…ゴクリ)と言って笑い前奏を弾き始めるものの、自分で言ったことがツボにはまったらしく、舞台袖のPAさんと(・∀・)ニヤニヤしながらぶふ、ぶふふふ、って笑いをこらえきれなくなるルーファスたん。「僕なんて亀みたいでゴメンね」っていってまたむふふ、って笑う。すごい面白かった。
通常ではシリアスな第一部で演奏するLuluの曲も、Give Me What I Want And Give It To Me Now!とThe Dreamだったかな、ほんとピアノがハードだから練習しなきゃ!(何でこんな難しい曲作っちゃったんだろ、もう!)とか言って、すごい顔でキース・ジャレットばりにうんうん唸りながら一生懸命弾くもんだから、皆ルーファス頑張れ超頑張れって心のなかで応援してたよね多分。コンサートにきて応援って…。
やっぱり客席との距離が近いせいか、演奏中もこっち向いてアピールしたりとか多かったです。間奏→ものすごいドヤ顔を見せてくれたのはシガチョコのときだったかなあ。1stの時来日した時は僕のジョークに誰も笑ってくれなかったんだけど今夜の皆は洗練されてるよ、ってお褒めいただいたり。いやー、あなたが楽しそうで心の底から嬉しいですよ。
本当に始終こんな感じのラブリートークを繰り広げてくれました。あまりにも面白くて可愛いので東京の時みたいに泣く暇がなかったんですけど。演奏はサイコーだったのになあw特に情感たっぷりのZebulonなんて鳥肌でしたよ。
ようつべで山ほどみてきた、可愛くて本当に楽しそうで、変な事言って皆を笑わせてるルーファスを生で見れるとは。名古屋来てよかった、というか生きててよかったレベルだよ。立ちっぱなしで身体はバリバリになったけどね。ギギギ…。

Beauty Mark
Grey Gardens
Nobody's Off The Hook
Matinee Idol
Memphis Skyline
Who Are You New York?
Martha
Give Me What I Want And Give It To Me Now!
True Loves
Sonnet 20
Sonnet 10
The Dream
What Would I Ever Do With A Rose?
The Art Teacher
Dinner At Eight
Little Sister
Les Feux D'Artifice T'Appellent
Zebulon
Cigarettes And Chocolate Milk
<Encore>
Foolish Love
Going To A Town
The Walking Song
Hallelujah

アンコールのFoolish Love、盛り上がったなぁ!The Walking Songのあとまたもやハレルヤ!サービスサービスぅ!!