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ダンゴムシにさえ彼女がいるというのにお前らときたら…借りぐらしのアリエッティの雑感

いやーあんなに混んでる映画館って久しぶりに行った。映画の日+日曜日+夏休み+スタジオジブリだもんなあ。借りぐらしのアリエッティのイマイチ整理しきれていないインプレッションです。ネタバレ。+毒舌注意。
ええと、過去のジブリ作からいろんな要素を「借り」て作ったんだよねこの映画は!よくできたドールハウスのような小作品だね!

私が一番いいたいのはですね、神木!お前は「守ってあげたいと思ったんだ」って言ってた時から何かこいつは駄目なんじゃないかと思ってたけど、「お母さんを助けて」「よし一緒に助けよう」のところで急に生き生きとしやがって!今!人の不幸を自分の活躍の場だと考えたなそういう顔したぞ!元はと言えばお前のせいだってわかってんのか?アリエッティはあんなに自分を責めているのに。カリグラスィシーテタノホー♪

さて。武蔵野の閑静な住宅街に先祖の代から広い土地を持っていて素敵にオーガニック生活エンジョイしてる、右ハンドルのベンツに乗ったばあさんとか。あー、イカニモこんなハイソというか浮世離れした生活を送ってる人いそうですね西東京、みたいな。自分には縁がなさそうという点でファンタジーだが、現実味があるというのがなんかもやもやした。別にいいんだけどさ。
そして冒頭の主人公の死んだような目。というか目に映る全てが自分のものになり得ないかのような静かな目。なんかこいつはもう絶望してるよ、世界に対して。心臓病と家族の不在という特殊な背景があるということはわかるけど、もっとキャラクターを魅力的に掘り下げてほしかった。

やっぱり神木は欠損した少年なのだよ。自分が一番弱く、力がないという世界に生きていて、自分よりも弱い存在=借りぐらしにであって初めて何かを得た。ってそれでいいの?お前は本当に成長したの?「人間と小人の種族を超えた淡い恋の物語」っていう解釈はどうしてもしっくりこない。心の交流?私にはそれは感じられなかったな。神木も結局は家政婦と同じ好奇という目で小人を見てるんじゃないの?

とはいえ神木に「君たちは滅びる運命なんだよ」っていうドSな台詞を言わせたのはなかなか悪趣味でいいと思う。ていうかゾクゾクしましたけどウフ。まあ体だけじゃなく心も病んでるわねぇこの子…。逆に「いい名前だ」はお前、ジブリくんには皆それ言っときゃいいと思ってるのかよ!と突っ込みたくなったりした。いやジブリ顔美少年にんなこと言われたら私恋におちるけどさぁ!

ばあさん、ごはんに味噌汁に赤ワインかよ!武蔵野マダムはハイソだな!ていうかばあさんのキャラ薄すぎ。空気じゃん。

ダンゴムシで遊ぶアリエッティかわいいよおおお!しかしダンゴムシにさえ彼女がいるというのにお前らときたら…。虫分植物分はわりと高くてよろしいね。あとアリエッティはもうちょっと迷彩服とかを着たほうがいいと思うんだ。いくらなんでも赤は目立ちすぎだよ。しかしあのブーツの仕込みナイフはカッコよかったぜ!殺し屋1!

ええと、人間視点と借りぐらし視点を切り替えしつつ攻略する謎解きアクションアドベンチャーでも作ればいいんじゃね?って言ったら夫もおんなじこと考えてた。

猫や虫は擬人化して狸は擬人化しないのか。あ、ねずみもしてなかったか。猫は絶対ネコバスになってくれると思ったんだがなあ。そしてあの引越しの冒険のあたり、何かを思い出すと思ったけどガンバの冒険だ!

ジムシィ…じゃなかったスピラーかわいいいいい!ていうか藤原竜也だったのかあれ。筋肉、ぶっきらぼう、もさもさ。なんかもうスピラー大活躍する短編とかがみたいです。

ジブリ史上1、2を争うデキる親父。粘着テープすげー便利だな!そんなお父さんのことをアリエッティが大好き!ってのがよかったです。今時あんな親娘いないよ!きゅんきゅん!

なんか家政婦のメガネかけたときパヤオそっくりじゃなかった!?大丈夫かあのばあさん…